銀魂
□さよならには…
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雨が降る中にただ一人傘を差さずに立ち尽くしていた。
何をするのでもなくただ空を見て雨を見てるだけ…
私の大切な人とお別れをして来たばかり。
『っ…ひっ…くっ…』
これは何の涙…?
自分の為の涙…?
それとも…
『っんで!何で来たの!?』
後ろから抱き締めてくるのは私のよく知ってる温もりだった。
「何で?探しに来ちゃいけなかったの?」
『当たり前でしょ!?っ…だっ…て…さよっ「したつもりはないよ?」っ…だって…』
「俺は側にいてほしい…これからもずっとね?」
『っ!!かっむい…わっ…たし…なっ……ん…かで?』
途切れてるのにちゃんと聞いてくれて曖華を体を前に向かせた。
神威の顔を見るとにっこりと笑って強く抱き締めてくれた。
「大体の事は阿伏兎に聞いたよ。誰に何を言われようが曖華は俺のでしょ?」
『うん…うん!もう無理かと思った。もう会えないかと思ったよぉぉ!!』
「自分一人で解決しちゃうあたり曖華だよね。それにしても俺達をわかれさせようとする奴等殺しちゃうな!」
そんな笑顔で言っても神威さんあなた目が笑ってませんよ…
でも…
『神威……好き…』
「俺もだよ…だから居なくなるな。」
『うん!もう居なくならないよ。』
ずっとあなたの側にいるから…
END