mistero mondo
□第七刃
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この時代、食事のことを朝から順に朝餉、昼餉、夕餉ということを始めて知った
時代はたった150年しか違わないというのに話す言葉は現代とはだいぶ違っている
ここで生活していくということはそういった言葉を覚えていく必要がある
アリスはこの時代で上手く生きていく方法を考えていた
そんなことを考えている間に夕餉の時間になっていた
わたしも一応は幹部隊士なので広間に集まって食事をしていた
ゲームでは観ていたが、その世界の中に入ってみると改めて驚かされる
平助、永倉が食事争奪戦を繰りひろげている横から斎藤が隙の多い平助の食事を奪っている
物静かな斎藤が食事争奪戦に参加しているのがゲームで見ていても思ったが意外でしかなかった
しかも、この争奪戦は毎晩の筈なのに平助は永倉との争奪戦しか目にはいっていないのか斎藤が取っていることに気づかない
だんだん、可哀想にすら思えてくる
そんなことをかんがえてるわたしを見て隣に据わっていた原田が話しかけてきた
左之「彼奴らはいつもこうなんだ。まぁ、毎日見てりゃそのうち慣れるさ」
「慣れって恐ろしいですね」
沖田「そうだね。あの人達の隣には座らない方が良いと思うよ」
原田と喋っていたら原田と反対に据わっていた沖田もまざってきた
「わたしも静かに食事はしたいですからね。近づきたくないですね」
沖田「でも、きみならあの人達から食事護れるんじゃないかな」
何とも恐ろしい、あの中に入ってこいと言外で言っている
「無理だと思いますよ。藤堂さんなら兎も角、永倉さんと斎藤さんからは護れないと思います」
沖田「そうかな。君ならへいきだと思うけど。逆に返り討ちにしてお菜取れると思うけど」
沖田の顔は完全に何か悪戯を思いついた子供の顔をしていた
寒気、というより悪寒がした
「……やめてくださいよ。そんなこと言われたてもあの中に混ざりませんから」
わたし達がそんなことを話していたら土方さんがわたしに話しかけてきた
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