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□幸せの色
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ふわふわきらきら。
今日もどこかでお昼寝。
『幸せの色』
ぽかぽかして気持ちいい。
今日も誰か俺を探しているのかな?
今日はおーとりだといいなぁ。
「ジロー先輩。」
あ、俺の大好きな声が聞こえる。
目を開けるとそこにはきらきらとした銀髪があった。
「あ、起きました?跡部部長が怒ってましたよ!」
困ったようにこっちを覗いていた。
ふわふわ、きらきら。
君の髪が揺れている。
「おーとり」
「はい?」
担ごうとしていたおーとりに頬っぺたにちゅーをした。
「な、な、何するんですか!」
「えへへー」
「もー、早く行きますよ!」
「おぅ!」
おーとりは顔を赤らめて、ふいっとそっぽを向いた。
ふわふわきらきら。
君に大好きと伝えるまであともう少し。