第1章
□プロローグ
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「……。」
「…って、ええぇえぇぇ――――!!赤!?真っ赤だよ、あまてらすっ!!?」
「…赤色の異変、だと?何でこうもいきなり大事の異変が起こる…?」
あまてらすの真面目な顔つきに、いざなぎも姿勢を正す。
「弐の十伍世界……参の世界の家庭電子遊戯と関連した世界だよ。数日前から微かに異常が感じ取れてたから、護り人の一人を調査に向かわせてある。」
「あぁ、この前言ってたやつか…てっきりまた例の魔王の力に反応しただけかと思ってたが………一体何が起こってるんだ?」
「う〜ん、今は何とも………部下の報告を待つしかないよ。」
「そうか……俺も色々と探ってみよう。事が大きくなったら厄介だ。」
「ん〜分かった!僕もとりあえず、他に異常がないか探してくるよ。」
「あぁ、頼んだ。………………………サボるなよ?」
「うん分かってるっTE★」
「よし…」
「ところでどんな名前の電子遊戯だったっけな?」
「え〜この前教えたのに――。『戦国』から始まる名前だよ。」
「戦国………………………………………………………………………あっ、あれか!!戦国『むそー』だ!!」
「違うよ!?確かに戦国だけど!全然違うって!!!というか何でそれ知ってんの!?」
「この前、お前の部下に借りた。」
「え」