連載小説
□プロローグ
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キーンコーン、カーンコーン・・・
アミティ 「やっと終わったぁ〜。みんな、帰ろう〜」
ラフィーナ 「そうですわね。あら?アミティさん、わたくしの月の石知りません?」
アミ「 え〜?知らないよ〜?ちゃんと管理しなちゃダメだよ・・・。ってあれ!?あたしの太陽のしおりがないっ!ちゃんと朝にはあったのに!どこいっちゃったの〜!?」
ラ「 アミティさんこそ管理ができてないんじゃありませんか・・・。う〜ん・・・机の中にはないようですわね・・・。もしかして、タルタルが持っていったんじゃ・・・!?」
アミ 「えっ?タルタルが?でも、タルタルはひとのモノを取ったりするコじゃないよ〜。しょうがない、とにかく探そう」
ラ 「まったく・・・どこでなくしてしまったのかしら・・・」
ガラガラガラッ
リデル 「あのぅ・・・アミティさんとラフィーナさん・・・シグさんを見かけませんでしたか・・・?いっしょに帰る約束してたんですけど・・・いなくなっちゃって・・・」
アミ 「シグ?そういえば見てないかも。クルークも見あたらないし・・・。わからないや。ところでリデル、ラフィーナの月の石とあたしの太陽のしおり、どこにあるか知らない?なくなっちゃって・・・」
リ 「月の石と太陽のしおり・・・ですか?えっとぉ・・・知らないです・・・。でも何か忘れているような・・・」
ラ 「本当に知らないんでしょうね!?もし嘘ついていたら、ただじゃすまないわよ!?」
リ 「ほ、本当に知りませ〜ん!もしかして自分でなくしたものをわたしになすりつけようとしてます!?ひどいです〜!わたしだけ角が生えてるからって〜!!」
ラ 「なんですって〜!?勝手に被害妄想しないでよっ!」
アミ 「まあ、まあ2人とも、ケンカは両成敗だよ。それにラフィーナ、おどしちゃダメだよ。リデルも勝手に被害妄想しちゃダメだよ〜」
リ 「す、すみません・・・つい・・・」
ラ 「ふん・・・まあ、わかればいいのよ。リデルが隠してるわけじゃなさそうだし。それにしても一体どこへいっちゃったのかしら・・・」
リ 「あっ・・・!そういえばシグさん・・・星のランタンがなくなっちゃたから、ムシを見つけるついでに探しに行くって言ってました!シグさんが見あたらないのは当たり前ですよね・・・。すみません・・・。でも、やっと思い出せました!」
アミ 「月の石に太陽のしおり、それに星のランタン・・・。シグとクルーク・・・。何か関係があったような・・・?」
ラ 「・・・」
リ 「・・・」
アミ 「・・・?」
ラ 「・・・!!わ、わかりましたわ!わたくしの月の石、アミティさんの太陽のしおり、シグさんの星のランタン、それにクルークさんの本!それらが集まるとクルークさんがおかしくなってしまうんですわ!」
アミ 「とういうことは・・・クルークが危ないってこと?」
ラ 「ええ、そういうことになりますわね・・・。それとシグさんもですわ。前回クルークさんがおかしくなったとき、シグさんのカ、カラダが欲しいと・・・そうおっしゃっていましたから・・・。たぶん、今回もそれを実行するために・・・(意味はよくわかりませんけど・・・
)」
リ 「そ、そんな・・・。わたしもシグさんについていっていれば・・・こんなことにはならなかったはずなのに・・・。ご、ごめんなさい〜!
」
アミ「とりあえず落ち着こうよ〜。えっと・・・話をまとめると・・・誰かが・・・月の石、太陽のしおり、星のランタンを集めてクルークをおかしくさせようとしているっていうコト。そしてシグのカラダ?を奪おうとしているっていうコト・・・だよね?」
ラ 「その話の中で1番いそがなくていけないのはシグさんですわね・・・。もし本当にシグさんのカラダを奪おうとしているのならば、かなりヤバイコトですわよ(イロイロな意味で・・・)」
リ 「で、でもそのシグさんはどこに!?」
アミ 「リデルの話だとムシを見つけながら、星のランタンも探す・・・。っていってたんだよね?それならきっと裏庭の方だよ!とりあえず行ってみよう」