連載小説

□〜アルル達は〜
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バサッバサッバサッ!

? 「ジャガーノート!!」

シェ 「うっうわああ!?な、何なんだ!?この力は?くっ・・・強すぎる・・・!む、無念だっ・・・」バタッ (ばたんきゅ〜)

アルル 「!?シェゾを1発でばたんきゅーさせるなんて・・・!それにボクとカーくんの名前を知っている!?一体、何モノなのっ!?」

? 「わたしだよ・・・、アルル。闇の貴公子サタン様だ!」

アルル 「あっ・・・サタン!?・・・でも口のまわりが真っ赤だよ?どうしたの?」

サ 「そうだ!いや実はルルーに激辛カレーを食べさせられてしまったのだ・・・。たぶん本人に悪気はなかったのだろう。水を取りに行ってくれたのだが・・・。全く帰ってこないのだ」

アルル 「そ、そうなんだ・・・。それは気の毒だったね・・・。でもルルーは悪気ないと思うよ・・・。ところでなんでボクがピンチだってわかったの??」

サ 「それか?それはだな、カーバンクルちゃんがアルルがピンチだから助けに来てほしいと叫んだのが聞こえたからだよ。まさか、アルルがシェゾに負けているとは思っていなかったがな。・・・てっきりシェゾがアルルにあんなことやこんなことをしようとしているのではと思っていたのだが・・・。(小声)いや、ゲフンゲフン・・・。・・・シェゾに負けたのは・・・負けないと思って手を抜いたからだったんだろう?」

アルル 「・・・うん。ボクまさかシェゾに負けるなんて思ってなかったんだ。いつもの調子でかるいノリでやってたんだ・・・。そしたら・・・」

サ 「シェゾは本気だったということだな・・・」

アルル 「そうなんだ・・・。いつも負けそうになると少し手加減してくれたり、奪えるはずの力を奪わなかったりするんだ。・・・くやしいけど本当ならとっくのとうに失っているはずの命なんだ・・・」

サ 「・・・。なあ、アルル。これはわたしの予想だが・・・。今日、シェゾのことからかったりしなかったか?」

アルル 「・・・。そういえばいつもより多くした!あとふんずけた!それにカーくんもいった!」

サ 「やはり・・・。闇の魔導師といえども所詮人間だ。アルルにいつもより多くからかわれた上、ふんずけられた。それで腹が立った上プライドを傷つけられたのだろう。頭に血が上っていて、さらにきげんが悪かった。だからこそ憂さ晴らしにアルル、お前におそいかかったのだ」

アルル 「そっか・・・そうだったんだ。シェゾはヘンタイだし、ヘンなこと言ってたけど、別に悪くなかったんだ・・・。悪かったのはボクたちのほうだね・・・」

カ 「ぐう・・・」

サ 「おい、アルル・・・。今いわなくてもよいこといわなかったか・・・?」

アルル 「へ?サタン今、何か言った?」

サ 「いや、なんでもない・・・。つづけてくれ」

アルル 「?よくわかんないけど・・・。シェゾにあやまりにいこうカーくん」

カ 「ぐっ!」
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