短編置場
□脱げばいいってモンじゃねぇ
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「晋ちゃん。ヤろう。」
「死ねよ。ムードとか考えろ。」
午後10時、鬼兵隊船艦にてとんでもないことを口走る変態。
「えー…もう俺上脱いじゃったんだけど。」
「脱げばいいってモンじゃねぇんだよ、テメェ馬鹿じゃねぇのか。
はぁ…ヤる気失せた。寝る。」
「えΣちょ、晋ちゃーん!!(汗)」
もう少し気遣えよあの馬鹿。
何でいつも直球なんだ。
「晋ちゃーん、おはよー。」
「…13時だぞ。時計も見れなくなったか天パ。」
「いや、天パ関係ないから。」
口にくわえた煙管の煙を肺に送り、息を吐く。
そんな何気ない仕草を銀時がじぃっと見てくる。
「…何だ。」
「身体に悪いから煙管吸わないの。」
「あっ、てめっ!」
煙を楽しんでいたのに煙管を取られ、忌々しそうに銀時を睨む。
「あとさー、晋ちゃん着物の前開きすぎ。」
「俺の勝手だろうが。」
「銀さん以外の奴に見られんのヤなの。」
知らねぇよ。
んなとこ見る奴ぁテメェだけだろうが。
「なぁたまには晋ちゃんからキスしてよ。」
「あぁ?黙れ。俺はテメェの人形じゃねぇんだよ。」
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