銀高シリーズ集
□ゲームに夢中になりました
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俺ァただ壊すだけだ。
「この腐った世界をっ!」
「…晋助くーん。厨二病発言はいいんだけど、銀さんの布団の上でゲームしないでくんない?
邪魔なんだけど。邪魔なんだけど。」
「ククッ…まるで人がゴミのようだ。」
「ム〇カかテメェはァァァァ!!
しかもそれぷよぷよだろ!何で猫がぷよぷよしてんだよ!
大串君達見てみなさい、元気に外走り回ってるだろーが。あれ、これ前も言わなかった?」
庭を見ると、土方が総悟を追いかけ回している。
「総悟テメッ、俺のマヨネーズ返しやがれェェェェ!」
「死ね土方ァァァァ!!」
「んだとゴラァァァァァ!!!」
…うるせェ。
「銀時、止めんじゃねぇ。
俺は、新世界の神になる。」
「なに、次は夜〇月君?
神になってどうすんだよ。お前なんか祟り神になってしまえ。」
「お前にサンが救えるか!」
「サンもお前も救えねーよ。何ぷよぷよごときで厨二病発言してんの?」
「銀時ィ…お前に俺が止められるか?ぷよの7連鎖消し+フィーバータイム突入の俺を!」
「止める気もねーよっ!!
銀さん寝たいんですけどォ!!!」
無理やり布団で寝ようとする銀時を軽く蹴り飛ばす。
「俺の後ろに立つな。」
「いや、俺寝てたよね?立ってないよね、寝てたよね?あーもう、ゲーム買ってくんじゃなかったわ。」
昨日の夜、銀時が中古で買ってきたぷよぷよ。
買ってきた本人は二時間で飽きて、俺に押し付けてきやがった。
「…そんなに面白い?」
「あぁ。」
「ふぅん。」
ジャンプを広げつつも、こっちをチラチラ見てくる天パ。
何だ、やりてぇのか。
「べ、別にやりたくないけど?そんな単調なゲームつまらなくね?って感じだし?ゲームより銀さんジャンプ派だし?」
「そうか。」
あ、コイツのせいで連鎖失敗したじゃねーか。
「……まだ終わらねーの?」
「あぁ。」
「…あっそ。」
いちいちうるせェな。
「ねぇ、晋ちゃ
「うるせェ。何だよさっきから。」
「だって…昨日からゲームばっかじゃん。
銀さんにも構えよ!俺は晋ちゃんをぷよぷよしたいんですゥ!」
「やめろこっちくんな。ぷよ天パ。」
「ぷよ天パって何!?なんか太ってる天パみたいじゃん!」
「黙れぷよパ。」
「もう天パでもないじゃん!泣くよ?俺本当に泣くよ?…オイコラ、構えって。」
「ぶはっ、やめろ、くすぐんな!」
くすぐってくる手を避けると手元が狂って、ゲームの電源を切ってしまう。
「やっぱり銀さんはこっちのぷよぷよの方が面白いわ。」
「…俺は面白くねぇよ。」
「拗ねんなよ。今度は二人でやれるゲーム買ってくるから。」
「太鼓の〇人がいい。」
「……お前ぶっ壊すとか言ってるくせに可愛いもの欲しがるよね。」
一週間後、太鼓の〇人を厨二病全開でプレイする猫杉の姿があった。
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