銀高シリーズ集

□もしも二人が買い物に行ったら
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もしも二人が買い物に行ったら


















銀時 「ねぇ何で着いて来てんの?」


高杉 「あ?別にいいだろたまには。」


銀時 「別にいいけどさぁ…ボンボンのお前がこんな小さなデパート来ても楽しくないよ?」


高杉 「今日は鍋にしようぜ。」


銀時 「無視かコノヤロー。てかお前、俺のとこで食うの?だったらすき焼きにしねー?」


高杉 「キムチ鍋食いたい。」


銀時 「えー、辛いのやだ。」


高杉 「キムチ鍋でいいだろ。鍋の元取ってくる。」


銀時 「無視かーい。おいコラ…あーぁ、行っちゃった。ネギも頼みゃよかったなー。」







二時間後



銀時 「…アイツどこまで鍋の元取りに行ってんのォォォォォ!!??こんな小せぇ食品売り場で探すのに何時間かかってんだよ!!」

ピンポンパンポーン♪

銀時 「あーもー。やっぱり追いかけとけばよかったなー。迷子とか笑えねーぞ…

『迷子のお知らせをします。江戸上空からお越しのしんすけ君。しんすけ君を預かっています。』

銀時 「あー?しんすけ君って…。晋ちゃんもよく迷子になってたよなー。」


『しんすけ君の保護者様、坂田銀時さんは至急3階の迷子センターまでお越しください。』

銀時 「……マジでか。アイツ何やってんだァァァァ!!!」








迷子センター


銀時 「すいまっせぇぇん!!しんすけ君の保護者の坂田ですけどォォォ!!」


高杉 「遅ぇよ銀時。」


銀時 「遅ぇよじゃねぇよ!!お前何やってんの!?この歳で迷子センターとか恥ずかしくなかったの!?」

高杉 「銀時ィてめぇ松陽先生の教えを忘れたのかァ?『お店で保護者からはぐれたらお店の人に言いなさい。』と言ってただろーが!!」


銀時 「ガキの頃の話だろーが馬鹿!!そこだけ律儀に守ってんじゃねーよ!!あ、お姉さんすいません、お世話になりました。」


高杉 「銀時、鍋の元買いに行くぞ。」


銀時 「ありがとうくらい言いなさい!んもぉー、あんたって子はもー!」


高杉 「トマト鍋って美味いのか?」


銀時 「オーイ、無視ですかー三回目ですよー。
何、トマト鍋食いたいの?」


ピンポンパンポーン♪

『迷子のお知らせをします。江戸からお越しの、小太郎君。「小太郎君ではない、ヅラだ。あ、間違えた桂だ!」…桂君を預かっています。保護者の坂田銀時様、至急迷子センターまでお越しください。』


銀時 「…何でだァァァァ!!何で俺が保護者になってんの!?迷惑なんですけどあのヅラァァァァ!!」


高杉 「銀時、やっぱりすき焼きにしようぜ。」


銀時 「いや、すき焼きとかの問題じゃないからね今!」


土方 沖田 「桂ァァァァ!!!」


銀時 「あーぁ。本名出すから来ちゃったよ。馬鹿だねー。」


桂 「何故だ銀時ィィィ!!何故俺を迎えに来ないんだァァァァ!!」


銀時 「……。帰ろうか、晋ちゃん。」


高杉 「は?すき焼き…」


銀時 「近くのスーパーで買おう。」





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