銀高シリーズ集

□もしも攘夷で食事をしたら
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もしも攘夷で食事をしたら











桂「二人共、夕飯出来たぞ。」

銀「何でお前いんだよ。家に上げた記憶ないんだけど。」

桂「ちゃんと玄関から入ったぞ。ピッキングで。」

銀「警察呼ぶぞ。…ん?“二人共”?」

高「おいヅラァ、俺ァキムチ鍋がいいっつったろ。」

桂「ヅラじゃない、桂だ。お前酒も飲むだろう?胃もたれ起こすから今日はトマト鍋だ。」

銀「おいコラちょっと待て、何で晋ちゃんいんの。」

高「トマト鍋ってうめぇのかよ。色気持ち悪ぃ。」

桂「キムチ鍋とさして変わらんだろう。」

銀「おーい、ムシか。ムシですかコノヤロー。」

高「拗ねんなよ。ヅラと違って俺はちゃんと窓割って入ったぞ。」

銀「何一つとしてちゃんとしてねぇよ。修理代出せよ。」

桂「では皆さんご一緒に。」

「「「いただきます」」」

銀「…何コレ。」

桂「銀時、よそってやるからお椀を渡せ。」

銀「あ、悪ぃ。…なぁ、この集まりからすると辰馬まで来てんじゃねーだろうな?」

高「坂本の奴は今頃キャバクラだ。」

銀「何なのアイツ。てか何で鍋にアスパラ入ってんだよ。入れた奴誰だよ殺すぞ。」

桂「俺だ。さっきから何をイラついてるんだお前は。」

銀「お前らの非常識さとアスパラにイラついてんだよ。アスパラって不味くね?」

高「アラスカ?」

銀「アスパラ。」

桂「好き嫌いしないで食べろ銀時。だから糖尿になるんだ。」

銀「うるせーよ。アスパラみたいな頭しやがって。まだなってないからね銀さん。」

高「アラスカ?」

銀「アスパラだっつってんだろ。アラスカ大好きだなお前。」

桂「さっきからアスパラアスパラと…まだ夕飯の途中でしょーがァアア!!」

銀「どうしたお前。」

高「アスパラ…あすぱっぱぱらぱーぱぱらぱぁーっ!」

銀「食べながら歌うな!汚ねぇよ!めっちゃ米粒飛んでんだけど!」

桂「あれはきっとパンダヒーロォーッ!」

銀「お前も歌ってんじゃねぇよ!その歌は食事中に歌うと大惨事だって辰馬から学んだろーが!」

高「あぁ、アイツがポップコーン食いながらパピプペポの練習してた時か。」

桂「どうでもいいが、あまり汁を取るなよ。リゾットにするからな。」

銀「本当どうでもいいな。汁って言うな、なんかエロい。」

高「俺オムライスがいい。」

銀「お前は可愛いなオイ。」

高「トマト鍋とかけまして、共同作業と解きます。」

銀桂「「そのこころは」」

高「どちらも三位(酸味)一体となっていい味出します。」

銀「上手い、座布団一枚。」

桂「クッションしかないぞ。」

銀「そこは雰囲気だ。てか、んな事してるから鍋冷めたんだけど。」


高桂「「あ。」」






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