そううけっ!

□第二章
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ここは桜ノ宮学園食堂。
有名店で修行を積んだシェフがヘッドハンティングされて腕を振るう、高級レストランと言っても過言ではない食堂である。
その食堂に、珍しい光景があった。



「あー・・・この学校・・・疲れる」
「じゃあ来なきゃ良かったじゃないですか」
「それは駄目だ!転入生と仲良くなるにはまずメシで釣らねぇと!」


((((それで釣れるのはあなただろう))))



珍しい光景とは・・・
食堂に生徒会全員が一同に会している今のことを言う。


生徒会の面々は普段は食堂には現れない。蜜だけは食堂はかなり利用するが、他4人はほとんど利用しないのだ。
来ただけで人だかりがかなりのものになるので、4人は学食宅配サービスを利用する。ちなみにこのサービスは生徒会だけのものである。蒼二が生徒会権限でどうこうしたらしい。

ただ、蜜だけは学食は食堂で食べなきゃうまくない!ということで、蜜のクラスの悪友、十文字巽(じゅうもんじたつみ)とよく食堂を利用する。
巽も蜜同様に目立つ外見をしているので、二人見たさに食堂を訪れる生徒も少なくない。




「てかさ〜転入生来ないじゃ〜ん」
「みっちゃん、ホントに転入生来るの?」
「あ?んなもん俺が知るかよ」


え・・・・
ええええー・・・・

蜜の言葉を聞いた瞬間、4人は早急に帰りたくなった。

「たぶん来るって!ここの学食うまいし」

根拠が根拠だけに4人はげんなりした。
まぁ・・・蜜らしいと言えばそうだった。


周りの人間と言えば、ざわついてはいるものの・・
生徒会メンバーのキラキラオーラのせいか、周りには誰も座らない。いや、座れないと言った方が正しいだろう。
お近づきになりたいけれど、もし座って親衛隊に目をつけられれば終わりだから。


ガタン


蜜がカツカレーを堪能していると、そばに空気を読まずに座る者がいた。
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