桂小太郎

□下着泥棒じゃない桂だ!
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―――こんにちは
椎樺です

私の家は昔から両親共働きで一人暮らしだった為に
幾松さんのところにアルバイトに

行ってた



そして今日も
普段と同じように店で働いていると


「キャー((゚Д゚ll))」


―――幾松さんの悲鳴


あんなクールな幾松さんが叫ぶとはよっぽどだな……


スタスタ。



「幾松さん大丈夫ですか?!」


2階に上がると幾松さんとその横で横たわる……………………



ロン毛………



「コイツが最近話題の下着泥棒よ!」


やってやったとでも言うように私の顔を見る


幾松さん



「何を言ってるのだ。俺はサンタクロースだ」


訳のわからない言葉を口走るロン毛


「あのぅ……下着泥棒さん……」


「下着泥棒じゃない桂だ!」


―――桂っていうんですね………


「うるさいわね、ちょっと椎樺ちゃん押し付けて悪いけどこの下着ど……『下着泥棒じゃない桂だ。』」


―――改めて幾松さんが言い直す


「下着泥棒を預かってもらえる?!?!?!」


「嫌ですよ」


即答


「だってこんなんここで逃がしたらまたいつ下着を盗まれるか………」


―――じゃあ幾松さんが引き取ってくださいよ!


なんて言えず
私はカツラというやつを引き取ることに……。


****


「カツラさん…」


「カツラじゃない桂だ。」

「だからカツラって言ってます。」


「イントネーションが違う。桂だ」


「…。あそ…ところで桂さんは何故下着泥棒なんかを……」


「下着泥棒なぞしておらん。実はある組織から逃げていてな……」


「あるソシキ?」


「まあそんな事は置いておいて椎樺殿の家はどこだ?」


「あと少しです…」



ある組織って私はとんでもない人を家に泊めるのかな………



下着泥棒のがまだよかったな……。

とか思う今日この頃










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