シカマル

□第二章 story xX
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*****




みんなの紹介が終わり
私は辺りを見回す。





―――なるほどな…。





まずはナルト。まぁコイツは、
いいやつにだんだん見えてきたな。



たまにウザいけど。




その横に座るピンク色の髪の子は
春野サクラ。様子からしてナルトの好きな子なんだろう。


だけど春野サクラはナルトが好きって感じではないな。様子からして別にいる感じだ。



その横で常に微笑んでいるのは
サイ。コイツは…あまり私情は話さないんだな。謎な奴だ。




そしてその隣に座っているのは
秋道チョウジ。デブ?(言ってはいけないらしい)しか印象はないが
性格はまぁまぁ良さそうだ。


そしてその横
山中イノ。コイツは、結構最初からツンケンしている。私の嫌いなタイプだ。
だがきっと相手も思っているのだろう。


蔑んだ目で見てくる。









そして



私が一目置いたのは
奈良シカマル。






印象は………………パイナップル





後やたら面倒臭がる



山中イノとは別種だが
コイツもあまり気に入らない……―、









「他にもまだまだいっぱい仲間いるから、明日からカカシ
班に来て、一緒に任務すればいいってばよ!!!」






「ちょっとナルト!いきなりそんな無茶椎樺ちゃんに押し付けちゃ駄目じゃない」




春野サクラが
ナルトに言う。





「…私は別に構わない……。」






「ねぇ無理よね………って、え?!」





「構わない……忍術は多少使える。」





「へぇー自分で編み出したの?」




「いや昔誰かがやっていたのを真似ただけだ。」





「すごいじゃない。何ができるの?」





山中イノは春野サクラと私の会話が気に入らないらしくあからさまに聞いていないフリをしている。









「影真似の術、影首縛りの術、影真似手裏剣の術、影寄せの術、忍法・影縫いなどだ。まぁ私はザッと影しか扱っていないがな。」








そう話した瞬間、春野サクラの顔が凍りつく。



春野サクラだけじゃない、




ナルトも、全員だ……………





この沈黙を破ったのは
意外にも奈良シカマルだった。







「その術俺と一緒。」








――――え。








固まった私に春野サクラが
問いかける。



「昔誰かがやっていたのを真似たって言ってたけどそれって……………」








「違う。それに私がここに来るのは初めてだ。それにこんな技使うやつなんて他にもいるだろう」






「でも丸っきり全部シカマルと同じだってばよ。明日カカシ先生に聞こーっと」






半ば楽しそうに言うナルトをよそに
冷めた顔をした山中イノが近づく。






「そういうのパクりって言うのよ。可愛いからって今まで男にどれだけチヤホヤされたか知らないけど、私アンタみたいなツンケンしたやつ大嫌いなの。行くわよ、シカマル、チョウジ。」





それだけ言うと、
シカマルと申し訳なさそうな顔をしたチョウジを引き連れ出て行った。














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