短編
□少年Gの日常 G初←コザァート
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「愛してるぞ、G」
「ああ………」
(うぜぇ……………)
最近ジョットがやたら「大好き」だとか「愛してる」って言ってくる。正直ウザい。
「ジョットはGが大好きなんだね」
「ああ!!Gの上から下までまんべんなく愛してるぞ!!」
「へぇ…………………」
ふとコザァートがGに殺気に満ちた妬みの視線を向ける。
「ジョットはGのどこが好きなのかな?」
「コザァート、今の殺気はなんだ」
「えっとなー」
「ジョットも話し進めてんじゃねぇ」
「声とかー、髪の手触りとかー、俺を抱くときとかー」
「おい、俺はいつお前を抱いたんだ」
コザァートの殺気が増す。
「へぇ……本当にGのことが大好きなんだねぇ」
「当たり前だ!!ベッドの中にいるときも好きだが、普段のGも大好きだぞ!!」
「うぜぇ、やめろ」
というかやめてもらわないと、コザァートが何処からか取り出した釘バットで素振り始めてるから、Gの命が危ない。
「………ジョット。そういうことはコザァートの前では言うな」
「G……照れているのか!?可愛すぎだぞ!!」
「G、そろそろこの釘バットの餌食になってくんないかな?」