短編
□いつだって
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君がいた。
たとえば、
この耳や目があるように
君がそばにいることは
当たり前だった。
・・・
当たり前だった。
シモンのみんながいても
君の守護者がいても
満たされることない。
絶対。
わかってるはずなのに
君も
僕も
わかってるはずなのに
分からない
解らない
解らない
わからない
ワ カ ラ ナ イ
ねぇ、ツナ君………
今どこにいる?
誰といるの?
僕は何?
僕はひとり、君を思っていた
暗い空間にただ座って
ただ思っているように
意識をとばしていた
「俺がいる!!ここにいるぞ!!」
ねぇ、二度目の離ればなれのときも、君はそんな風に言ってくれるのかな
一度離れた僕らはきっと
二度目の離ればなれのときは
今よりすぐに
会えるよね
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by RADWINPS