短編

□そう思うのは僕だけ? 炎クロ
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「それじゃあ、来週までに自分歴史のために使う写真を持ってきてくださいね」



担任の言葉に、どの写真を持ってこようか、誰との写真を持ってこようかをまわりと話始めるクラスメイト達。



「……………」



窓際の席に座る彼。
項垂れるように窓の外を見た。



―――自分の……歴史……?



赤い髪。
赤い目。
いつだって傷だらけになって赤く滲む体。



―――………赤……



『助けて!!炎真お兄ちゃん!!』


―――写真なんて……

















「赤く滲ませて棄てたよ……」





























彼の声は空間に消えて弾けた。

































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