おはなし

□拍手ゆめ
7ページ/7ページ



「おかえり、隼人くん」





「ひさしぶり、だね」





「元気にしてた?」





「なんだか、たくましくなったみたい」





「ねえ、どうしたの?」





「隼人くん。わたしのこと、忘れちゃったの?」





「ねえ、」










(忘れるはずなんて、ない)



誰よりも会いたかった、あなたへ
とびきりの笑顔を


…そう考えてたんだけどな
涙が邪魔して、できねえよ
手を引いて、
抱きしめて、
小さな体を俺の体で覆い隠して


ただひたすらに、
あなたの体温を感じる

それだけしか、



ただいま、

って言葉も

久しぶり、

て、言葉も

言えなくて、ごめんな




あなたのことが、

だいすきです


それすら、伝えられねえで





今は、こうしてたいんだ
背中をさすってくれる、あなたの手が心地良いから



寂しい想いをさせてごめん、

なんて









寂しかったのは俺の方











*

とんでもなく訳がわからなくてすいません><
ハヤティを泣かせたかったんです!

もどる


前へ

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ