おはなし

□拍手ゆめ
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「コーヒー」

「はい、どうぞ」



「これコピーとってきて」

「分かりました」



「はい、これにハンコ」

「任せて下さい」



「コーヒーおかわり」

「はい」



「職員室にこれ届けて」

「…はい」



「じゃあ次は、」

「雲雀さん」

「…なに?」

「さっきから雑用ばかり…私を呼ぶのはいいですけど、これなら草壁さんでもいいじゃないですか」

「……だから、なに?」

「っ、だから、私にしか出来ないこととか、にしてくださいよ!」

「…………考えとく、とりあえずこれコピーね」

「………………はい」











「はい、コピーしてきました」

「うん。じゃあ……キス」

「…はい?」

「君にしかできないこと。キスしてよ」

「…や、あの、それは草壁さんに」

「なんで草壁が出てくるのさ」

「だ、だって雲雀さん。いくらなんでもそれは!」

「これは君じゃないと、ダメだよ。ねえ……」

「わっ、ひ、ひば、」










(雲雀さんのばか)
(君もばかだよ)
(…ひどいです)
(だって、僕は君と一緒にいたいだけなんだよ)
(………)
(聞いてるの?)
(聞いてます恥ずかしいですこっち来ないでください!)





*

あまーいヒバリンもいいですよね^^

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