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□位置
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「ワタシはどーーしても納得いきまセン」
そうふてくされると、金髪の彼はきょとんとして首を傾げた。
位置
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「どうしたの、急に…？」
不思議そうに、いつもの落ち着いた声が問いかけてくる。
自分が何かしたのだろうか、と疑問に思っているらしい。
イイエあなたは何もしていない。
…いや、あるのか？
それともワタシが根元なのか。
「身長」
「え……？」
「アナタとワタシの身長」
端的に言ってしまう。
こんなことでふてくされる自分がどこまでガキなのかと嫌になるが、実際問題とても気に入らない。
ヴィンセントは177
ワタシは177.5
0.5cmしか違わない…!!
「…それをそんなに…気にしているの？」
「………」
そんなこととは表現しないあたり、彼は随分とプラスにとってくれている。
否定する気もないワタシは、視線を逸らすことで肯定した。
そのワタシがおもしろいのか、彼はクスクスと笑う。
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