名前なんて決められないッ!

□さーん
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速報です。
 
 
 
俺こと響はハンター試験というものを受ける事になりました。
 
 
 
・・・ちょっと、
 
 
 
今頃聞くのっておかしいんだけど・・・
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
ハンターって何なんだーーー!!!!?
 
 
 
 
 
〜〜〜〜
 
〜〜
 
 
 
「どうしよう・・・。」
 
 
 
どうも、みんなのヒーロー(ヒロイン)、響デス☆
 
 
 
あ、調子乗りました。
 
 
 
土下座して謝るから石投げないで(涙)
 
 
 
はい、気を取り直して。
 
 
 
みんなの心のヒーロー(ヒロイン)、響です☆←
 
 
 
・・・あ、はい、あんま変わってないとか突っ込まないでね。



でも、『心の』って所を強調してるから違う事になるし。←
 
 
 
てか、その前にこんなキャラじゃねぇよ、俺は!!!
 
 
 
はぁ、なんだか一人でボケて一人で突っ込むのって虚しいな・・・
 
 
 
はい、そんな響クンは只今まいgげふんげふん・・・失礼。
 
 
 
目的地を探して彷徨っています。キリッ
 
 
 
いや、何でカッコつけて言ってんのって言われても・・・
 
 
 
それが俺だから☆彡って事しか言えないし☆
 
 
 
てか、今の俺ってテンションオッカスィー(爆笑)
 
 
 
は?
 
 
 
その原因はって?
 
 
 
言わねぇーよ、絶対言わねぇーから!!!
 
 
 
決して迷子なったからじゃない、俺は迷子じゃないからな!!←
 
 
 
親だって言う二人、クジナさんがハンター試験受けろって言ってライさんが住所とか色々書いた紙持たされて家の中に入れてくれなかったから来ただけだからな!
 
 
 
もう追い出されたのと対して変わらないけどな・・・(涙)
 
 
 
・・・でもこれから何処に行けばいいかわかんねー!!!
 
 
 
や、でも住所は分かるし!!!!
 
 
 
分かるけど、分かるけどさッ!!!!!
 
 
 
地図が嫁ねーよ!!!!!!!←
 
 
 
地理が10段階評価の2の俺をなめんなよ!!!!!!←
 
 

ザバン市までは無事って言うか、うん、山賊を撃退したり、山賊を返り討ちにしたり、山賊を撃退したり、山賊を舎弟にしたり←とか色々とあったけどなぁ・・・
 
 
 
まぁ、とりあえず無事に来れたんだけど・・・
 
 
 
てか、ツバシ町2-5-10ってどこなんだぁぁああ?!
 
 
 
俺はそう思うと、頭を抱える様にしゃがみこんだ。
 
 
 
通行人からはジロジロと見られているとは知らずに。
 
 
 
ここ何処だよ!!
 
 
 
本当にマジで!!!
 
 
 
ザバン市内ってのは分かってんだけどさ!!!
 
 
 
やっぱ人に訊いた方がいいかな?!
 
 
 
いいのかな?!
 
 
 
訊いた方が的確だよな?!
 
 
 
よし、訊こう!!!
 
 
 
俺は決心を決めると勢いよく立ち上がった。
 
 
 
そして、人に尋ねるために周りを見た。
 
 
 
・・・ちょ、めっちゃ俺見られてんじゃん(恥)
 
 
 
「・・・・・・さてと、何処に行こウカナー。」
 
 
 
俺はそう言って出来るだけ平然とした表情でそそくさとその場から立ち去った。
 
 
 
〜〜〜
 
〜〜
 
・・・恥ずかったぁ!!
 
 
 
俺は10分程辺りを歩いて大通りに出た。
 
 
 
ここら辺だったら俺を見ていた人は居ないだろう!!
 
 
 
マジで恥ずかったし!!!
 
 
 
俺は少し気持ちを落ち着けるために深呼吸をした。
 
 
 
「・・・よっし!誰かに訊こう!!」
 
 
 
だいぶ落ち着いてきて俺は意を決した。
 
 
 
まずは俺の側を通ろうとしている男の人に声をかけた。
 
 
 
「あ、あの・・・」
 
 
 
チラッ「・・・・・。」



男はそのまま通り過ぎていった。
 
 
 
・・・Σ何事もなかったようにスルーされたぁぁああ!!!
 
 
 
うん、きっと俺の声が小さかっただけだよな・・・
 
 
 
聞こえたのに無視ってないよな・・・ッ!!
 
 
 
うん、きっと小さ過ぎて聞こえなかったんだろうッ!!(涙)
 
 
 
大丈夫だ、俺!!!
 
 
 
次こそは大丈夫だからッ!!!!
 
 
 
俺は少し早過ぎる挫折をしそうになったが、なんとか踏ん張って次に少し化粧がケバ・・・濃いお姉さんに声をかけた。
 
 
 
「あの、少しいいですか?」
 
 
 
「え、なになに。なんかあたしに用?あ、まさかのナンパとかぁ??まぢでぇ〜。まぢヤバスなんですけどぉ。まぢあたしモテ期??みたいなぁ??で、やっぱりナンパ?ナンパでしょ??年下のイケメンとかまぢヤバいんですけどぉ〜。ダチに連絡しなきゃっ。あたし年下のイケメンにモッテモテーって。『ピポパポピッ』もっしー、あたしだけどさー。え、ちょ、あたしだってぇ、あたしあたしぃ。ちょ、冗談キツイわーwwでさぁ、ちょっと聞いてよぉ。今ねぇ、年下のイケメンくんにナンパされちったのぉ。ヤバくない?あたしちょーヤバくない??まぢあたしモテ期??」
 
 
 
「・・・・やっぱり何もありません。」
 
 
 
今だに何か言っているが、俺はその場から離れていった。



うん、あれは完璧に人選ミスだよな・・・(涙)
 
 
 
それから何回か声をかけたが結果は同じく、訊けなかった。
 
 
 
・・・俺って運命に嫌われてんのかな(涙)
 
 
 
神様って酷い・・・ッ(泣)
 
 
 
俺・・・なんか悪い事したのかな・・・
 
 
 
Σてか、頭アツッ!!
 
 
 
1月だからって日光舐めてたら、めっちゃアツい。
 
 
 
でも黒髪じゃ無くてよかった。
 
 
 
今の俺の濃紺の髪でこうなってんだから、もっと熱くなるんだろうな・・・
 
 
 
・・・はぁ、現実逃避してる場合じゃ無かったorz



マジでここ何処ですか。
 
 
 
俺は顔に陰が物凄くおちながらも、学習した俺はしゃがみ込まずにトボトボと歩いてた。
 
 
 
それが逆に目立って俺の周りの人から避けれていたが。
 
 
 
・・・負けるな、俺。
 
 
 
俺は強い子だから、何かしょっぱい液体なんて流れていない・・・(涙)
 
 
 
いないんだからな・・・ッ(泣)
 
 
 
あれ、前が霞んで見えないや(号泣)
 
 
 
ついに俺は進む事が(精神的に)出来なくなった。
 
 
 
地面には何かしょっp(略がこぼれて染み込んでいった。
 
 
 
すると、俺は急にポンっと肩に手を置かれた。
 
 
 
「どうしたの?こんな所で泣いちゃって。迷子にでもなったの?」
 
 
 
「ちょ、俺は迷子なんかじゃない!!俺は人生という大きな道に迷っているだけだし!!!」
 
 
 
俺はそう言って振り向くと声を掛けてきたらしい清楚なお姉さんは目を見開き、そして顔を赤らめた。
 
 
 
「(色白っそれに綺麗な青と緑の瞳、キレイ・・・いやカッコいい?それより、泣き顔にキュンってしちゃうっ////)・・・///って、人生に迷ったって苦しい言い訳だね(苦笑)そ、それで何処に行きたいの?私が連れていってあげるよ///」
 
 
 
「ま、マジで?!」キラキラ
 
 
 
俺は教えてくれる(?)と言ったお姉さんの言葉で目が輝いた。
 
 
 
やったッ!!!
 
 
 
やっと行ける!!!
 
 
 
やっぱり神様ありがと!!!
 
 
 
俺は迷子じゃないーーーッ!!!←
 
 
 
俺は内心小躍りしながら口を開いた。
 
 
 
「ツ、ツバチ・・・ツバシ町2-5-10って何処ですかッ?!!」
 
 
 
・・・ΣΣ噛んだーーーッ!!!
 
 
 
俺、思いっきり噛んだーーー!!!!
 
 
 
「(噛んだよね、完全に・・・でもそこがかわいいッ!///)・・・えっと、それはそこにあるんだけど(苦笑)」
 
 
 
そう言ってお姉さんが指差した方を見ると、そこは俺の真後ろだった。
 
 
 
・・・Σ真後ろ、だとぉぉおおお?!
 
 
 
看板には『めしどころ ごはん』と書いてある。
 
 
 
ライさんから貰った・・・て言うのかわかんないけど、紙にも会場名を見ると『めしどころ ごはん』と書いてある。
 
 
 
Σえ、マジでここ?!
 
 
 
他にも会場らしき食堂というかレストランとかがあんのに?!!
 
 
 
俺は自分の目が信じられず何度も見比べた。
 
 
 
「残念。」ボソッ
 
 
 
不意に背後にいるお姉さんの声がボソッと聞こえて俺は振り返った。
 
 
 
俺が顔を合わせるとお姉さんは少しだけ目を見開いてニコリと笑った。
 
 
 
「こんな近くだったなんて。もう少し一緒に居たかったけど、私も用事があるから行かなくちゃ。もし運があったらまた会おうね、ぼく。」
 
 
 
「あ、うん。運があったら、ね。おネーサン。」
 
 
 
俺がニコリと笑い返すとまた赤面したお姉さんは手を振りながら離れていった。
 
 
 
「・・・って、あれ?今さっき俺の事『ぼく』って言わなかった?!」
 
 
 
俺、こんな口調と一人称だけど女なんですけど?!!!
 
 
 
前よりは口調も柔らかくなってるのに!!!(泣)
 
 
 
俺は少し落ち込みながら食堂に足を向けた。
 
 
 
・・・なんか最近落ち込む事多くね?!
 
 
 
 
 
 
 .
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