◎闇と風◎

□Only You〜君だけを〜
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しばらくルックを味わっていると、彼の濡れた瞳に押し倒したい衝動に駆られた。

そんな自分をなんとか残っている理性で押さえ込んで、僕は唇を離した。


「これで、ルックは僕のものだね」

そう呟いた僕の意味を理解するや否や、目を見開く彼の反応一つ一つさえもが愛しい。


そして、僕は事を明白にした。

「ルックが僕のこと気にしてくれてたの知ってたんだ…って言っても、確証はなかったけどね。」

「……!?」

「だから、ちょっと試してみたんだ」

僕はそこで言葉を切ると、さっきテッドにやっていたときと同じようにルックの肩に片腕を乗せる。


ルックの横顔を見ていると、こちらを向いたルックにきつく睨まれた。

自分が踊らされていたことに、ようやく気づいたのだろう。

ちょっと悪いことしたかな?

「…あんた、何考えてんのさ」

「嬉しかったなー。ルックが予想通りの反応してくれたから♪」

「なっ…!//」


僕は、口許に緩い弧を描く。

「つまり、ルックは僕のこと好きなんでしょう?」



まだ紅い顔をこれ以上ないぐらいに赤らめたルックに、僕はまた欲情した。

それをぶつけるように、彼に止めどない接物を繰り返す。






―ルック、君は僕が好きなんでしょう?


だったら僕は…




『君だけを見てるよ。』


…だから、僕だけを見てて?






―Fin―
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