愛の魔導士
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「驚きましたね。アラジンがマグノシュタットへ行くと言い出すなんて」
「ああ…しかし、彼は手放せない」
「アラジンは闇の金属器の調査をしに行ってくれるだけですよ?そんな手放すなんて」
「だが危険すぎる。マグノシュタットは現在、魔道士と普通の人間とを差別する異様な国家体制を築いている国だ」
「っ…」
「ですが、それを聞いた途端に行くと言い出しましたよね…」
「そんなに心配なら…私が付いて行ってあげようか?」
「…レン!でもレンはあそこで勉強する必要がないくらい色々な魔法を使えるじゃない」
「まぁそうなんだけど…シンドバッド、あとで少し話をしよう」