図書

□青空が。
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「また残業〜。」

「あー、夜食買いにいかなきゃ。」

「てか、終電までに帰れるの?これ。」



社内であちらこちらから聞こえる声。

嘆きというか、悲鳴というか
心の声が出てしまってるのか。


早く帰って何があるんだろう。

いや、皆何かあるんだろう、きっと。

無いのは私。

暗い部屋に帰るのは大丈夫。
それからは






駄目だ。

思い出しただけで



吐き気がくる。









青空が。







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