記念物・お題

□君は俺のもの
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ふと気付けば外は真っ暗になっていた。

「………何時だ?」

時計を見れば夜8時。
かなり眠っていたようだ。
辺りを見れば郁は眠ったままだった。

―ご飯、一応作っとくか

そう思い立ち上がろうとする。
が、郁の手が手を掴んだまま、離さない

「………」

その様子に俺は諦めてその場に座った。

「郁…」
「……篤、さん?」

その言葉に郁を見れば、横になったまま郁が起きていた。

「大丈夫か?」
「……ん、ごめんなさい」
「何故謝る?」
「……」
「郁は何も悪くないだろう?」

そう言って優しく抱きしめると、郁がしがみついて涙を流し始めた。

「ほんと、ごめ」
「謝るな」
「っ篤、さ」
「…」

郁の腕が首に回る

それを合図に

俺は

郁の唇を奪った




――――――――

水音が響く

それに比例するように

郁の喘ぎ声が耳に入る

弱々しい力で俺の頭をおして

もう駄目だと伝えてくる

だが気にせず

そのまま続ける

「っ、あ、篤、さ…っ」
「イけ」

その一言に郁は体を震わせ、達した。

「郁…」
「は…はぁ…篤さん」

首筋に顔を埋め、キスを落とす。
それに擽ったそうに身を寄せてくる郁に笑みを零す。

「お前は俺のものだ」
「……篤さん」
「だからすぐに呼べばいい。我慢なんてするな」
「…」
「分かったな?」
「…う、ん」
「いい子だ」

その一言と同時に郁の中に一気に入った
その快感に郁は目を見開き、堂上の背中に爪を立てた。

「っ!!!!」
「はぁっ…い、く」
「っ、おっき、」
「……馬鹿」
「だって、」
「黙れ」

その唇を奪う。

そして

一気に快感を作り出す
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