R-18

□我慢出来ない2
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車に乗る

学校では流石にまずい

だから私の家に向かうことになった。

なのにだ

隣から手を出してくるのは手塚

「ちょっ」
「早く」
「早くって、今、赤信号でしょう…っ」
「まだ?」
「もうちょっと、我慢、しなさい、よ」

その一言に手塚は不貞腐れたように離れた

そういうところは、まだ子供だと思いながら車を飛ばした。



―パタン

「っんん!!!」

玄関を閉めた瞬間、覆いかぶさるようにキスをされる。
必死にしがみついて、それに応える

舌を絡める

服を乱していく

それを繰り返しながら寝室に向かった。

「っ、先生、」
「っ、ぁ!」

ベットに投げられた瞬間、覆い被さってきた。
そのまま耳を刺激される

「ひゃっ」
「…先生」

いつもより更に低い、欲情した声が耳元で聞こえてくる。

それだけで濡れてしまう。

「あ、っ、だ、め!」
「っ、いいの、間違えだろ?」

熱に溺れていく

溺れさせられる

でも

嫌じゃない

相手が生徒だということなどもう頭になかった。

ただただ

“手塚 光”

という男に溺れた




――――――

「……ん」

気が付けば、腕の中だった

「起きたか?」

覗き込んでくるのは、私が体を許した男。

「ん」
「水は?」
「要らないわ…」
「…悪い」
「…何が?」
「激しくしすぎた」

その言葉に思わず吹き出してしまった。

「お、おい」
「ご、ごめんっ」

クスクス

笑いが止まらない

そんな柴崎に手塚は困惑したままだった。

「大丈夫よ、心配しないで、光」
「…え、名前」
「嫌だったかしら」
「…そんなこと」
「光は?」

そう言って甘えながら手塚の頬にキスをする

手塚は嬉しそうに笑いながら照れながら

私の名前を呼んでくれた。

「……麻子」
「何?」
「…何があっても、俺は麻子だけだから」
「……私もよ、光」

先生と生徒

バレたらどうなるかなんて

お互い分かっている

それでも

止められないこの感情

私は

間違っているのだろうか












end
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