記念物・お題

□復活企画小説9
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「…もう、ひかっ?!」

もう一度声を掛けようとした瞬間

力強く引っ張られそのまま手塚の胸板に顔を思いっきりぶつけた。

「っ…ちょっと、痛いじゃない」
「…」
「…光?」
「……い」
「え?」



「お前が側にいないと眠れない」

目を真っ赤に充血させた眠たそうな手塚に言われて柴崎の思考は停止した。

それを良いことに手塚は柴崎を抱え直して気持ちよさそうに眠り始めた。

―…何今のセリフ

柴崎は顔を真っ赤にして手塚を睨んだがその気持ちよさそうな寝顔に思わず笑みを零した。

「起きたら覚悟してなさいよ、馬鹿」

そう呟くと

そっと頬にキスをして

柴崎は目を閉じた。










その後


手塚のからかいのネタにされたことは言うまでもない。







end
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