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□旅行
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堂郁

「うわぁ」

海が一望出来る露天風呂を見つめ、感嘆する笠原を見て笑みを浮かべる堂上。

「気に入ったか」
「うん!ありがとう、篤さん」

ふわっと笑った笠原の頭を撫でた

「飯にしよう」
「うん!」

笠原が席につくと同時に料理が運ばれてくる

「いただきますっ」

それを笑顔で食べていく笠原を見ながら堂上はビールを呑んでいた

ーーー

「お腹いっぱい…」
「旨そうに食べてたな」
「美味しかったもん」
「露天風呂、入るか」
「……一緒に?」
「だから付いてる旅館にしたんだ」

さらりと言い放つ堂上の顔をみ、真っ赤に染まる笠原を見て堂上は笑った

「郁?入らないのか」
「は、恥ずかしい!」
「もう何度も郁の体は見てる」
「っ、あ、篤さん?!」

さらなる爆弾発言に更に真っ赤になる笠原を堂上は問答無用に抱き上げた

「ちょっ」
「入るぞ」

がらっ

と扉をあけ、笠原の服に手を掛けた。

「あ、篤さん?!」
「お前が脱がないからだろう」
「ぬ、脱ぎますから!!」
「そうか?」
「はい!!」
「じゃ、先に入ってるぞ」

そういって堂上は服を脱ぎ、中に入っていった。

「…っ、恥ずかしい」

と言いつつも、笠原は服を脱ぎ、タオルを巻いた。

「いかないと、篤さん、怖いからなー…」
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