R-18

□我慢出来ない2
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コメントに逆バージョンを読みたいと書いてあったので

逆バージョンをお送りします!

ではでは

どうぞ!





トントン

テストの用紙を纏めてとめた。

「お疲れ様です」
「お疲れー、ありがとうー」

毬江ちゃんから珈琲を受け取った。

「教育実習生も大変ね」
「そんなこと、柴崎さんに比べれば」
「あ、毬江ちゃん」

そんな話をしていると小牧がやって来た。
小牧は国語を教えている。
毬江はそんな小牧に憧れて国語教師を目指している。
ちなみにこの二人は付き合ってたりもする。
なんでも昔からの馴染みだったらしい

―それで恋人同士なんてすごいわねー

なんて思いながらも、そんな二人を見るのは目の保養にもなる

「帰ろっか」
「うん」
「じゃ、お先に」
「はい、お疲れ様ですー」

二人と入れ替わりで郁が入ってきた。

「麻子ー。帰る??」
「えぇ、帰るわよ」
「一緒に帰らない?」
「?旦那は?」
「出張なのー、明後日帰ってくる」

郁の旦那、篤は数学教師だ
郁は体育
そんな二人の出会いは聞いていない。
聞くと濁されるのだ。
なんでかは分からない
きっと恥ずかしいのだろう、と解釈している。

「そうなの?」
「そーなの。ホント寂しいよね」

そういって寂しそうに笑う郁をみて思わず羨ましくみえた

―私にもそういう人、居ないかしらね

なんて柄にもないことを思ってみたりもする。

そんな中

ある生徒のことを

私は気に始めた。
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