愛する君と

□ドキドキ!!初デート♪〜その3〜
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「…………。」


宍戸は駅前の待ち合わせ場所にいた。
休日なだけあっていつもより人が多い。
宍戸は壁に寄り掛かり相手を待っているのだが、先程から宍戸を見る女性が多くいる。
自惚れではないが宍戸はモテる部類に入ることを自覚していた。
学園でも跡部や忍足ほどではないが告白されたりもするが全て断っている。

興味が無い訳ではない。
茜のことを好きになった時は彼女に触れたい等思春期な思考があったし、待ち合わせている彼女に対してもそういう感情があるのだ。



『宍戸さん。』


宍戸の元へ待ち合わせ相手であるルリがやってきた。



「…………。」


宍戸はルリに見惚れたのだった。














第6話













『申し訳ありません。待たせてしまいましたか?』


ルリは眉を下げ宍戸に対し謝った。



「…………っ!あ、いや待ってないから。俺も今来たトコだし。」


宍戸は頬を赤く染めながら答えた。
和服姿ではなくワンピースを着ている彼女の肌は白く首を傾げてこちらを見上げてくる姿は思春期な自分にとって凄く情緒的に見えてしまい内心動揺していた。


『部活終わってそのまま来た…のですか?』


ルリは肩にかかっていているテニスバックを見つけた。



「あ?ああ、家に帰っちまうと時間間に合わないだろ?待たせちまうわけにもいかないからな。」

『すみません気をつかわせて。』

「別に気にすることねえって。俺も知りたいことだったし…。それよか移動しねえ?」


この辺適当に歩かないか?
と宍戸は言い2人は駅前を歩きながら店を見て行った
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