Brave&trigger
□#4合言葉は空回り
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『はぁ…。アイリス、どうしたの?』
アイ「どうもしないッチ。あちきはさなえのお役に立ちたいから、お手伝いしているだけだッチ。」
『そのお手伝いが空回りしているんだけど。』
アイ「うー…」
その時、
ピカッ!ゴロゴロ!ドシャ――――――ン!!
『こんな時に…、』
またトイレの方で、誰かが逆トリップしてきたという合図の音が聞こえてきた。
若干、イラッとしながらさなえは、アイリスにタンマをかけてトイレへと向かう。
『誰?』
トイレのドアを開けると、そこには…、
「けほけほっ!」
『えっ、女の子?』
アホ毛のついた小柄な女の子が咳き込んでいた。
?「あれ?ここ、どこ…?」
『これまた、一から説明しないと…。』
《5分後》
『…と、言うわけで、ここは近界民が襲撃する世界とは違います。』
?「そうなんですか?」
『ちなみに私は、この世界で暮らしている藍川さなえです。』
「雨取千佳です。よろしくお願いします。」
アイ「アイリスだッチ〜!」
千佳「!!」
『あっ、気にしないで。このコ、ロボットだから。』
アイリスの存在を見て、千佳は目を丸くするが、さなえが教えると驚いていた。
千佳「ロボットなんですか!?でも、可愛いです!」
『あはは…、外見はぬいぐるみみたいな感じだからね〜。にしても、千佳ちゃんはどうしてこっちの世界に来たの?』
さなえは千佳が何故、逆トリップしてきたのか疑問に思っていた。
千佳「それは、お恥ずかしい話しですが…、」
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