Brave&trigger

□#4合言葉は空回り
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これは、お手伝いロボ・アイリスが、さなえの家に居候発言してから翌日が経った時のお話しである。


ピピピピピ…!

『う…「お―――――い!!起きてッチ〜!!」

目覚まし時計で起きるはずが、アイリスの大きな声で起こされた。

アイ「早くするッチ〜!!目を開けないと大遅刻だッチ〜!!ぬあああああ!!」

『もう起きてます。ってか、目覚ましあるんだから、アイリスが起こさなくてもいいんだけど。』

アイ「Σあっ!」

その後、起きたさなえは、顔を洗いに洗面所へ向かう。


ジャー…

『ふう…』

アイ「湯加減はどうだッチ?かゆいところはないッチ?」

『ここは美容院か。大丈夫よ。』

タオルで洗った顔を拭くと、さなえは茶の間で朝食を用意した。
今日の朝ご飯は、クリームパンとバナナ一本とお茶だった。

テレビを見ながら食べていると、とある番組でやっている星占いが映っていた。

《では、今日の星占いの時間で〜す!》

『おっ、見ておくか!』

さなえが自分の星座の運勢を見ようとした時だ。

アイ「さなえ〜!新聞持ってきたッチ〜!!」

ヌッ!

『わっ!?』

テレビの前からアイリスが顔を出してきた。そのため、見ようとしていた星占いが、アイリスの顔で見えなくなっている。

アイ「今日の主なニュースは、大物女優がまさかの離婚で…、」

『ちょっ、アイリス!テレビ見えないって!』


これを機にさなえは知った。
家に来てから、アイリスの行動が空回りしているということを。




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