Brave&trigger
□#4合言葉は空回り
1ページ/6ページ
これは、お手伝いロボ・アイリスが、さなえの家に居候発言してから翌日が経った時のお話しである。
ピピピピピ…!
『う…「お―――――い!!起きてッチ〜!!」』
目覚まし時計で起きるはずが、アイリスの大きな声で起こされた。
アイ「早くするッチ〜!!目を開けないと大遅刻だッチ〜!!ぬあああああ!!」
『もう起きてます。ってか、目覚ましあるんだから、アイリスが起こさなくてもいいんだけど。』
アイ「Σあっ!」
その後、起きたさなえは、顔を洗いに洗面所へ向かう。
ジャー…
『ふう…』
アイ「湯加減はどうだッチ?かゆいところはないッチ?」
『ここは美容院か。大丈夫よ。』
タオルで洗った顔を拭くと、さなえは茶の間で朝食を用意した。
今日の朝ご飯は、クリームパンとバナナ一本とお茶だった。
テレビを見ながら食べていると、とある番組でやっている星占いが映っていた。
《では、今日の星占いの時間で〜す!》
『おっ、見ておくか!』
さなえが自分の星座の運勢を見ようとした時だ。
アイ「さなえ〜!新聞持ってきたッチ〜!!」
ヌッ!
『わっ!?』
テレビの前からアイリスが顔を出してきた。そのため、見ようとしていた星占いが、アイリスの顔で見えなくなっている。
アイ「今日の主なニュースは、大物女優がまさかの離婚で…、」
『ちょっ、アイリス!テレビ見えないって!』
これを機にさなえは知った。
家に来てから、アイリスの行動が空回りしているということを。
.