Brave&trigger
□#6合言葉は勇気
1ページ/9ページ
《さなえside》
『う…ん』
気がつくと私は森にいた。
起きた時気づいたのが、私の服装がウェディングドレス姿だったこと。
周りには、鳥やリス、うさぎなどの動物達が見守ってるような感じでじっと見ている。
『(私、確か家に帰って、お風呂に入った後寝たはずなんだけど…、)』
すると、そこに…、
「さなえ…」
『!』
白馬に乗った王子様が現れた。
最初、顔はよく覚えてない。堂本先輩だったらいいなぁ。
でも、
「おはよう、さなえちゃん。」
降りた王子様は青いジャージを着たような姿をしてて、どこかで見たことがある風貌だ。
『まさか、迅!?』
迅「…」
ちゃんと見てみると、やはり迅だった。
ってか何で真剣な目、してるの?
いつもはそんなんじゃないのに。
『迅…?』
迅「さなえちゃん、迎えに来たよ。」
『え…?////』
その時、不覚にも迅の顔が整った顔つきに見えた。
それを見て段々、ドキドキする私。
迅「さなえちゃん、お城に帰ろ?」
『えっ、お城?』
迅「そこで一緒に幸せに暮らそ?」
『迅…////』
カッコいい迅の姿が鮮明に覚え出す。
『わ、私で良ければ…!王子様ぁ〜!!』
という夢を見た。
.