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□ソファー
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「……おーい。」


「………………」


「おーい。おーい。」


………約二十回強。
揺すっても転がしても叫んでも突っついても蹴っても殴ってもなーんにも反応しない。
…この二人、もしかして死んだりしないよね?
赤い人と緑の人は、私には少し大きいソファーに突っ伏して寝ている。
突っ伏してるから、寝てるかどうかも定かではない気もするが……


「……もうあきた。」


私はもう一度、二人の服の裾をちょいちょいと引っ張った。


「……え?」


なんとびっくり。
二人は振り返って私の頭を撫でていた。


「…レッド、お前いつから起きてた?」


「……蹴られたあたり。」


「…起きてたんなら相手してよー。」


「……だから、相手してんじゃん。」


「………撫でてる。」


……それは相手してるとは言わないと思う。


「一人はヒマなんだけど。」


「だから今相手してるでしょ」


「…」


「解った解った。…どっか行くか、三人で。」


「うん!!」


私は笑って、起き上がった二人の手を取った。
 

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