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□大好き!
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始めまして、##NAME1##です!
今屋上に行こうとしてるんですが…。
「…腹、減った。」
「れ、…レッド先輩…。」
屋上への階段を登っていると、
服を持たれ振り返った。
すると、真っ赤な瞳の幼馴染が
私の目を見てそう言ったのだ。
屋上に着いて、
給水タンクにもたれながら。
お弁当を開ける。
「もー、レッド先輩!
私はお弁当箱じゃ無いんですよ?」
「知ってる」
「もー。」
などと言いながらも、
私のお弁当を差し出しているあたり
私は彼にはとっても
甘いと言う事を実感させられる。
「グリーン先輩はどうしたんです?」
卵焼きを食べながら、
私はレッド先輩に聞いてみた。
「…ウザいから置いて来た。」
もぐもぐと口を動かしながら、
レッド先輩は言った。
…って言うか、
グリーン先輩不憫…。
「てめえ!レッド!!」
「あ、グリーン先輩!」
「グリーンうるさい」
「置いてくなよ!探したんだぞ!」
つかつかとレッド先輩の前に立ち、
次には隣に座った。
「よぉ、##NAME1##。」
「こんにちは!」
言い終わると私にも挨拶をしてくれた。
「なんでいつも置いてくんだよ!」
「グリーン遅いから」
「クラス違うんだから、
当たり前だろうが!」
いつも通り、二人は口論を始めた。
…と、言うか
グリーン先輩が一方的にわめいている。
でも、これがいつも通り。
私が二人と一緒にいるようになったのは、
つい一ヶ月前に…