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□ベタな天然
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##NAME1##。


彼女は究極の天然だ。


知らない奴について行くわ
なにも無い所で転けるわ
ポケモンを捕まえたボールを
間違って鍋に放り込もうとするわ
主人がこんなんだからか、
##NAME1##の捕まえたポケモンは
自分からモンスターボールから出て来て主人を守ろうとする。


この前だってウバメの森で迷って。
##NAME1##の両親や、ポケモン達。
俺や、たまたま下山していたレッドが
ウバメの森をぐるぐるまわっていたら
案の定、オニドリルの巣の中で
眠っていたなど…。
覚えているだけでもかなりのモノだ。
本当に毎日のように、
いなくなったりポケモンに拉致されたりと。
正直ワザとやっているのかと、
疑問が浮かんだが。
考えても考えても、
演技では無い事を
思い知らされるだけだった。


この間レッドに飯を持って行ってやった時に
レッドに##NAME1##の事を聞いてみた。


「##NAME1##は、ポケモンに一番近い。」


…と、そう言った。


次に、##NAME1##は
これだけ手のかかる奴なんだと。
そう言うと、レッドは


「じゃあグリーンは、
なんでいつも##NAME1##を気にかけてるの?」


と、言われた。


「そりゃあんなのほってたら
………あれ?」


……解らなくなった。
##NAME1##は、なんだ?
俺はなんで、こんなに
##NAME1##に振り回されてるんだ?
いや、俺が放っておけないだけか…。


そうだ、あの時レッドにそう言われなければ。
あいつに気付かされなければ、
##NAME1##に自分の気持ちを
伝えようなんざ、思わなかった。


##NAME1##。


今までなんでこんなに
こいつに惹かれてたなんて。
どうして気づかなかったんだろう。


ちゃんと言おう。


##NAME1##に、好きだと。


(##NAME1##!)
(グリーン?わあっ!)
(大好きだ、これからはずっと##NAME1##と一緒にいるからな!)


##NAME1##を抱き上げると、
にっこりと花のように笑った。


20110919
 

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