ぶっく

□もったいない
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ちゅ…



軽いリップ音を鳴らした


そのまま椿の舌に絡めるように深いキスをした



「んっ…あっ……やめ…」



おもわず声が漏れる
藤崎は目を閉じ椿を感じてる






「ふっ…藤崎……何でっ…」






ゆっくり藤崎は目を開けた





「おまえがs」


「なにしてる、貴様」




言いかけた途中、ある男が現れた










それは、なにを隠そう椿の想い人……






「キリっ!?」









加藤希里だった








「貴様、会長に何をしている」

もう一度言った
さっきよりも心のそこから出したドス黒いものだった
椿もそれを感じ取ったのか
少しおろおろしている




「え?見てわかんねぇの??
そーゆーことだよ」

「ふっ、藤崎っ」




何を言っているんだというばかりに椿は口を開く




「………ない」

「会長は俺のモンだ、誰にも渡さない」







しばらく沈黙があった
口をひらいたのは、藤崎だった





「ほらな。椿、お前が心配しなくてもキリはお前のもんだ」




どや。と顔に笑みを見せた

「ま、まさか…さっきのは…すべて…」

椿はゴクリと唾をのんだ
すると藤崎はケロっとして


「うん。わざとだぜ
だってこうすれば加藤が来るにくまってるじゃん」



「き、貴様〜〜〜〜」


椿は真っ赤な顔もさせた
さっきとは違い
怒りと恥ずかしさから来ているらしい












「おい加藤」

小声で藤崎は加藤を呼んだ

「次はマジでもらうから」



ニヤリと笑う藤崎の目はとても冷たかった











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