ぶっく

□退屈
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キリ君視点










「加藤ぉ!!貴様、いつも言ってるだろう
いい加減に単独行動するのはやめろ」


「煩い、俺は俺のしたいことをやる
お前みたいな睫毛がただ長いやつには関係ない」


「な、な、ななな、なにお〜〜〜」







たく、どいつもこいつも煩いんだよ
お前こそいい加減にしろよ
そんなほっそい身体でなにができんだよ











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あ〜あ

今日はやけに悪党の成敗があっさり終わるな……
いつもはアイツが単独行動がなんちゃら〜
ってガミガミ言うのに


まァこっちのが楽だからいいけどな……

















「おい!」







………これは、あれだ、別にアイツが気になるとかそういうわけじゃない
そう、アイツの弱みをにぎりたいだけだ





「あら、加藤くんではありませんか?
どうしたんですか?」






「きょ、今日は会長いねェじゃねーか
休みか?」







そう、だから関係ない…ただ…俺は






「あぁ。椿くんでしたら体調を壊してしまい
今日は、学校休みですよ」








は?アイツが風邪?

だって昨日はなんともなかったぞ…






「きっと、新生徒会に色々戸惑って調子を悪くしてしまったのですね」








戸惑ってた…?
それってもしかして、それって…








「アイツん家どこだ」










俺のせいか……?





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