ぶっく
□退屈
1ページ/3ページ
キリ君視点
「加藤ぉ!!貴様、いつも言ってるだろう
いい加減に単独行動するのはやめろ」
「煩い、俺は俺のしたいことをやる
お前みたいな睫毛がただ長いやつには関係ない」
「な、な、ななな、なにお〜〜〜」
たく、どいつもこいつも煩いんだよ
お前こそいい加減にしろよ
そんなほっそい身体でなにができんだよ
:::::::::::::::::::
あ〜あ
今日はやけに悪党の成敗があっさり終わるな……
いつもはアイツが単独行動がなんちゃら〜
ってガミガミ言うのに
まァこっちのが楽だからいいけどな……
「おい!」
………これは、あれだ、別にアイツが気になるとかそういうわけじゃない
そう、アイツの弱みをにぎりたいだけだ
「あら、加藤くんではありませんか?
どうしたんですか?」
「きょ、今日は会長いねェじゃねーか
休みか?」
そう、だから関係ない…ただ…俺は
「あぁ。椿くんでしたら体調を壊してしまい
今日は、学校休みですよ」
は?アイツが風邪?
だって昨日はなんともなかったぞ…
「きっと、新生徒会に色々戸惑って調子を悪くしてしまったのですね」
戸惑ってた…?
それってもしかして、それって…
「アイツん家どこだ」
俺のせいか……?
.