星空はこんなにも美しい
□第壱話
2ページ/7ページ
そうしてその見知らぬニンゲンに対抗するために何年にもわたる研究が始まり、ついに人々はあることを知った。
それは、見知らぬニンゲンの解剖結果とある強力な武器の発見だ。
見知らぬニンゲンの解剖結果は驚くことにこの世界のニンゲンとは違う体の構造をしていたらしい。
それがどのような構造になっているのか知らされてはないが、この世界の者ではなく、宇宙人だそうだ。
それと背中に大きく不思議な模様の刺青がしてあったという。
そして強力な武器とは魔法のことだ。
自然を操る魔法で操りたい自然を体の中に移植するらしい。
炎や空気、土などどのように移植できるのかは知らない。
そして移植をすると、体力の限り無限に魔法を出せるという。
一番驚くことは、移植した者の子供は親の魔法を移植なしで受け継ぐことができるということだ。
そして今のこの世界の者は1000人に一人の割合で魔法を使えるらしい。
魔法は一人、一種類しか使えない。
現在、移植はやっていない。
移植できる技術を持っている者がその宇宙人達によって全滅させられたからだ。
ちなみに宇宙人も似たような暗黒魔法というのを使う。
だから今は魔法を使えないものは銃や剣などを使って戦っている。
現代の技術で魔法の効果を0にできる武器を開発できたらしい。
オレが生まれてからは頻繁に宇宙人達はこの世界にやってくるようになり、そのたびに戦争が勃発している。
最近は毎日のようにきている。
そしてオレはそのたびに理由もなく戦場へと足を運ぶ─────────…