星空はこんなにも美しい

□第壱話
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部屋には一人、人がいた。



ちょっと落ち着くためにオレは深呼吸をした。


ガチャ。



『うわッ!!』



さっき間違えた部屋の人が出てきた。



しかもめっちゃくちゃオレを睨んでる。


そ、そんなに怒りますか?ちゃんと謝ったのに?
あっ。
意外とこの人綺麗な顔してんな。…ってそうじゃなくて!!




?「オマエが神崎月希?」




いきなりこの人オレの名前言ったよ!!どうなってんの!?コレ!?




『ななななななななななな何で知ってるんスか?』




?「どもりすぎでしょ。」




見た目的には(身長で決めた)多分同じくらいの年だと思う。


容姿は短髪の黒髪に金色の綺麗な目をしている。
そして大人っぽい綺麗な顔をしている。



金色の目…




『猫みてぇ…。』



?「あ?今何て?…それよりさ、オレ達今日からオマエと同じ部屋に住むからよろしく。」



バッタン!!




…え?一緒に住むって?
てか何でそんなにドアを勢いよく閉めんだよ!!
しかもオレ達と言うことは…。

いやいや、それより名前を名乗れ!!



バッタン!!



『おい!!猫!!名前を名乗りやがれ!!失礼だろ!!』


オレが中へ勢いよく入ると猫が金色の目で睨みつけてきた。


うん。ホント猫にしかみえないよ。



?「オマエの方が失礼でしょ。」



『何が?』



?「人のことを猫…って。」



『あぁ。ごめん。気にしてた?で、名前は?』


?「クーガ=シェルス。」



『へー。じゃあ、クーガって呼ぶし、オレのこと月希って呼んで。で、何歳?』



ク「オレは14歳。月希は?」

あっ。
案外いい人なのかも。
仲良くなれそーだなぁ。



『オレは15歳。一つ年上か。』



ク「え…15歳?その身長で?オレより低いじゃん。」




前言撤回☆




『それはオレがかなり身長についてのコンプレックスを持ってるって知ってのうえでの嫌味か?遠まわしに身長低いから見えなかったって言ってんのか?
身長低いと子供料金で電車やバスに乗れるって馬鹿にしてんのか?(実際子供料金で乗ったことあるけど)
身長低いと「ごめんなさい。(つーかそこまで言ってないけど…。」…うん。まぁ、一回なら許す。』



ク「めんどくさいな。」



『なーんか言ったかなぁ?クーガ君。』


ク「空耳じゃないの?」



『だよなー。』




クーガは疲れて溜め息をはいた。
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