星空はこんなにも美しい
□第玖話
2ページ/6ページ
…しばらく歩くと森を抜けることが出来た。
最初に穴から落ちた場所だ。
そこには一人の女の人が胡坐をかいて座っていた。
?「えっ!?嘘!?もう来た!!」
その女の人はおそらく試験官か何かだと思う。
オレ達は黙ってカードと集めた物をその試験官に渡した。
試「うわッ!!何このドロドロしたヤツ!!」
レ「一応…クレヨンです。」
試「…そう。まぁ、いいわ。じゃあ、貴方達にはもう一つの試験命令をだすね。」
『えぇー!!嘘だろ!?まだあんのかよ!!』
試「えぇ。実はこの森の中に一際大きな大木があるんだけど、その大木の中にあるといわれている”何か”をとってきて欲しいの。」
レ「何かって?」
試「それは秘密。4人でちゃんととってきてね。」
オレ達は残りの2日間でその”何か”をとりに行くことになった。
再び森へ引き返すと、何かおかしいことに気づいた。
『そう言えばさ、クーガは画用紙何処で手に入れたんだ?』
そう。クーガのカードには画用紙と書いてあったが、それを持った試験官が出てこなかったんだ。
ク「え…?今更?何で今まで気づかなかったわけ?」
『他の事で頭がいっぱいで忘れてたんだよ。』
ク「あぁ。そっか。月希は脳が小さいから一つの事しか記憶できないんだったね。」
『だからオレの脳はいたって正常だから。しかも”だった”ってオレはそんなこと1ミリも言ってないから。』
ク「じゃあ、記憶力の乏しさに引くわー。」
『じゃあって何だよ!!じゃあって!!どんだけオレをけなしたいんだよ!!』
もー、疲れた。