出題&恋愛編

□Episode.31
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シャ「というかさ、常に笑ってるとか不審者じゃねーか。」

何?それは聞き捨てならぬ発言だな。


『んなことねーぜ?』


シャ「何で?だって何もないところで笑ってるんだぜ?
想像するだけで不気味だろ?」


そんなことを言うので想像してみる。←

何もない道にニコニコした奴が歩いている。


『えー…?別に良いことあったのかなー?って思う程度だぜ?』


レ「……いや……確かにレイスの言った通りだ…。」


えぇ!?レイキルに想像できてオレには出来ないのか!?

それとも、道をニコニコしながら歩くっつーのは不審者みてーなのか?!


レ「考えてみろよ…例えば葬式とかでもニコニコしてるんだぜ?殺人現場とかでも…」


それってただのキチガイじゃねーか。
それと…若干、被害妄想混じってるよな?



浦「…あ、お前等ちょうどいい所に…」



え、嫌ですよ?


浦「…まだ何も言ってないんだが…。」


『だってどうせ雑用を頼むんでしょ?
オレ達に休みをーー!!』


シャ「話が進みそうにないから率直に聞きます。用件は何ですか?」


淡々とレイスはしゃべった。
うー…ん。やっぱりいつもと様子が違うような…。


浦「あ、あぁ。用件は龍賀の方へちょっと荷物を取りに行って欲しいんだ…。」

レ「荷物?つーか龍賀って…」


『アレだな!!もしかしたら仲間がいるかも知れねーって場所!!いいぜ!!浦場!!オレ達が行く!!』


浦「??ま、頼むからな。荷物は鉄でできたこれくらいの箱だ。かなり重いから逃げる時は大変だが…見つけやすいとは思う。」

と言いながら両手で箱の大きさを示す。

だいたい弁当箱程度の大きさだった。


『つーか何か逃げるとか見つけるとか言ってたよな?』


浦「あーこれからオレも仕事なんだ。
頼んだからな!!」

オレの質問をよそに浦場は逃げるように外へ出て行った。


シャ「龍賀は忍者の里だ。外部との干渉をとくに嫌う。
だから…つまりオレ達は龍賀へ無断で侵入し、その鉄の箱を盗んでこい、というわけだ…。
面倒くさい仕事を任されたな。」


レ「盗みって犯罪じゃねーか!!」


『いやいや。犯罪とか言うとオレ達今まで数えきれねーほどの犯罪犯してるから。
戦争でバッタバッタ人倒してるから。』


ク「所詮、特別隊とか言っても犯罪組織の塊だからね。
今更だよ。そんなのは。」


レ「『うわーーーーー!!!??いつの間に!!?』」


突然背後からクーガの声がすると思ったら…

つーかオレに気付かれずに近づくとは…
さては忍び足できたな!!←

プ………想像してしまった…!!


シャ「…じゃ、飛行機のチケット予約してくるか…。4人分だよな?」


レイスがソファから立ち上がり、出口へと歩いていく。


亜「…レイス!!」

突然、亜希がレイスに声をかけた。

シャ「何?」

亜「…もし…よければ私も行ってもいいかな?」

シャ「……オレは別に…どうする?」


レイスは振り返り、オレ達に聞いてきた。

『うん。別にかまわないぜー?』

レ「オレも。あのカラスがいないなら全然オッケー。」


ク「反対するわけじゃないけど…盗むなら極力少人数の方がよくない?
……ま、特別隊に入れるほどの実力は全員あるから問題ないかもだけど。」


『うん。遠まわしにオッケーだって!!
じゃ、レイス5人分よろしくー!!』


シャ「了解。じゃ、行ってくる。」


そしてレイスは出口へと姿を消した。
















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