小説

□happy hallo ween ●
1ページ/7ページ

俺の名前は織戸朱楽。おりどあきらと読む。自慢ではないが俺は結構モテるのだ。

…男から。

まず、兄の漆くんに溺愛されている。
ある、朝のことだった。

俺は朝に弱い。滅法弱い。
「朱楽」
俺は夢をみていた。幸せな夢だったと思う。つまり、起こされたくなかった。
「朱楽」
今日は高校をサボって寝れるだけ寝て、あとは新しく買った話題のゲームの攻略を進めたかった。つまり、起こされたくなかった。
「朱楽!」
さっきから名前を呼ばれている。身体を揺すられている。俺は誰かに起こされようとしている。だが俺は何度も言うが起こされたくなかった。
「…ホットケーキ冷めるぞ」


俺は飛び起きるのであった。


―――――
次へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ