メモ

φ(・_・)

◆若冲 ヒヨ太


題/若冲
著/澤田瞳子
出版/文藝春秋(文庫

★★★★★

あらすじ
妻を亡くしてからひたすら絵に打ち込み、やがて独自の境地を極めた若冲。
若冲を姉の仇と憎み、贋作を描き続ける義弟・弁蔵との確執。
絵を描くのは、何の為なのか。


これは、凄く良かったです。
勿論、フィクションですけど。
妻を死に追いやったのは己だと思い、その罪と向き合う為に絵を描く若冲と、若冲を許せず憎み、若冲の贋作を描く義弟。
軽い気持ちで読み始めたのに、最後は涙が止まらなかったです。

私が若冲を知ったのは、若冲展があった年なので、去年かな?
とても綺麗な鶏の絵が表紙の、若冲の事を解説したムック本でした。

とにかく、これは凄く良かったです!
賞を三つ貰ったようで、納得。

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<小説> 2017/05/28(Sun) 12:18 

◆武家屋敷の殺人 ヒヨ太


題/武家屋敷の殺人
著/小島正樹
出版/講談社(文庫

★★★★

あらすじ
孤児院育ちの女性から生家を探してほしいとの依頼を受けた弁護士・川路。
唯一の手がかりは、20年前の殺人と蘇るミイラについて書かれた異様な日記のみ。
友人・なかの助けを借りてついに家を突き止めるが、新たな事件が起こる。


面白かったですね!
異様な日記は、冒頭に出てきますが、これで生家を絞り込んでいく過程がまず面白いです。
過去の事件と、現在の事件の真相が明かされた時、成る程そういうことかー!!って。
友人・「なか」の頭の回転の早さは、彼が探偵役なので仕方ないですが、川路さんは一般的なので(視点は川路さん)謎解きを一緒に楽しめます。
そっと話の合間に入ってくる「誰か」の過去の話も、読み終えた時には納得出来ます。

うん、面白かった。

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<小説> 2017/05/28(Sun) 10:32 

◆花鏡 ヒヨ太


室町耽美抄 花鏡 (講談社文庫)
海道 龍一朗

★★★★★

■あらすじ
室町時代。能楽師・世阿弥元清は齢十二で才能と美貌を将軍・足利義満に見初められ、寵愛を後ろ楯に能楽を完成させていく。
しかし義満の死後、彼の運命は暗転する。

能楽の世阿弥、世阿弥が奥義書を託した金春禅竹。純禅を追究した一休宗純。侘茶の祖・村田珠光。
「風花 世阿弥元清」
「花鏡 金春禅竹」
「闇鴉 一休宗純」
「詫茶 村田珠光」
四つの短編の連作集。

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<小説> 2017/05/07(Sun) 21:51 

◆水晶のピラミッド ヒヨ太


水晶のピラミッド 御手洗潔 (講談社文庫)
講談社

★★★★★

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<小説> 2017/03/20(Mon) 00:46 

◆御手洗潔の挨拶 ヒヨ太


御手洗潔の挨拶 (講談社文庫)
講談社

★★★★★

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<小説> 2017/03/19(Sun) 18:05 

◆螺旋の底 ヒヨ太


螺旋の底 (講談社文庫)
講談社

★★★★★

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<小説> 2017/02/10(Fri) 17:21 

◆月神祭 ヒヨ太


月神祭 (徳間文庫)
徳間書店


★★★★★

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<小説> 2017/01/31(Tue) 21:46 

◆書楼弔堂 ヒヨ太


文庫版 書楼弔堂 破暁 (集英社文庫)
京極 夏彦


★★★★★

あぁ京極先生だなって、なんだか読んでいてホッとした。
京極先生の作品を読むのがちょっと久しぶりだから、かもしれない。

弔堂、という古本屋に訪れる人と、本の話。
人生に本は一冊で良い。その一冊と出逢う為に、本を読んでいる。そんな感じの事を言う弔堂店主。
訪れる客は、その時代の(舞台となる時代は明治)歴史に名を残す方々。
短編集…連作集?というのかな。でした。

最後の「未完」には、京極堂(百鬼夜行)シリーズと繋がる部分が描かれていたり。
巷説百物語シリーズを読み返したくなりました。

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<小説> 2017/01/23(Mon) 00:02 

◆暗闇坂の人喰いの木 ヒヨ太


暗闇坂の人喰いの木 御手洗潔 (講談社文庫)
講談社


★★★★★

御手洗潔シリーズ。

台風直後、とある屋敷の屋根の上から死体が発見される。
奇妙なその事件に嬉々としてでしゃばりに行く御手洗と、引っ張られて行く石岡君。
現在の事件と過去の事件を繋ぐ、曰く付きの大楠。

トリックは、そんなに奇抜とは思えないけれど、暴かれる事件の真相などが、やはり凄くて。
やや気分が悪くなりますね。

御手洗と石岡君の仲良しっぷりに、心和む〜

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<小説> 2017/01/20(Fri) 13:22 

◆髑髏城 ヒヨ太


英題『Castle Skull』
著/ジョン・ディクスン・カー
訳/和爾桃子
出版/東京創元社

★★★★


ジョン・ディクスン・カーは、推理小説好きが出てくる推理小説では度々お目にかかるお名前。
そういえば読んだことないなぁと。
面白かったです!
ただ…違う訳者の方のもちょっと読んでみたいな、と思いました。
所々、ん?ってなる箇所があったので。

他の作品も読んでみたいので、違う方のも探してみよう。
訳し方が嫌とかではないですけど…。


ところでどうでも良いことですが、この作品に出てくる探偵役の名前がバンコランで、読んでる間ずっーと何かで聞いたことある名前だなぁって思っていたのですが。
パタリロにそんなキャラが居た気がする。
黒髪の長髪のやつだ、多分。
思い出せてすっきりしたけど、あやふやだから違うかもしれない。

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<小説> 2017/01/14(Sat) 23:05 

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