【地球】
この物語の舞台となっている惑星。
現在7つの大州が存在し、エウロパ
アスイア、アメリクスの3州が特に大きい。
2000年前以降、一切大きな争いのない平和な惑星。



【エウロパ】
7つの大州のうちの1つ。
建築・芸術が花開く地で、7つの中で1番発展している。
王制はなく、貴族と呼ばれる女性達がエウロパを取り仕切っているが、そこに差別や隔たりなどは無く、一般市民も上流階級も貴族も皆手を取り合っている。



【世界五大俗物】
5つの歴史的な美術品の事である。
この地球の歴史を象徴、あるいは歴史の忘形見といったような存在で非常に貴重な存在である。しかし同時に5つのどれをとっても深い謎を秘めている。

[真実]
グリム人による地球への介入と、キュベレイの画策により、現人類に失われていた真実の歴史が五大俗物の中にミーム(文化的遺伝)として取り込まれていた(地球の意識によって)
それを集めて現人類を覚醒させるため。
その覚醒の事をアントロポゾフィーという。
アントロポゾフィー化した人類は、地球46億年の叡智を一瞬にして共有する事が出来る。
ハサウェイは返したかったのだ、現人類に失われ、そして捻じ曲げられた空白の歴史を。

→そもそも五大俗物はどうやって生まれた?

2000年前の時代、戦いの結末を嘆いて悲しんだハサウェイ。彼女は地母神の長的立場で地球とは特に濃い繋がりがあった。
そんな地球がミームを人の命運を分けた5つの極地点を象徴するものに宿らせた。
人類がいつか自ら見出す事を願う。
それは試練のように。



【EXゲノムと遺伝子解放】
→「EXゲノム」
Extract a gene of the mutation; and to an arm(突然変異の遺伝子を抽出して腕にする)の頭文字を並べて→Exgenomと読んだ造語。
その文の通り、各種の系統の突然変異のような状態を武器に宿す事で銃の見た目と性能が変わる。

※融合した動物の遺伝子から能力を引き出して、銃器にコアセルベートする。
すると、銃器にも細胞が発芽し、形態変化する。

→「遺伝子解放」(オーバーバイオロジカル)
各種の特徴を擬えた異形の姿や生物の姿に変身する。いわば、意思を持つ生物兵器。
口や拳などからレーザーを放つ事も可能。

※仕組み
地母神がセントラルドグマ(地球の叡智機関)からジェミュールという細胞物質を受け取り、それを他者のゲノムに組み込んで起こっている。
ユーゴーはこれに当てはまらず、自発的にオーバーバイオロジカルを起こしている。(旧人類から進化した鳥類なので)
地母神がセントラルドグマからジェミュールを取り出す事を「大いなる業」と呼ぶ。



【旧人類】
現人類より遥か昔に滅びた地球を支配していた高知脳生命体の事。
ペルム紀以前は原始的な生態をしていたが、ペルム紀末期に月よりグリム人が移住してきて以来は、彼らから高水準科学を与えられ急速に進化した事で、旧人類もグリム人に劣らない科学水準を有した。
実は現代にて「恐竜」と呼ばれる生物は、旧人類そのものである。
なぜなら、彼らはDNA配列を瞬時に書き換え、異形の姿「恐竜」に変身することが出来たからである。
グリム人恩恵により大繁栄できた彼らだが、やがてグリム人を邪魔に思うようになり、破滅兵器「スーパープルーム」でグリム人を滅ぼした。



【地母神、貴族】



【グリム人】
青髪や水色髪、紺髪などの髪が特徴。
地球では月と称される天体「衛星グリム」に棲息する高知脳生命体。
劣悪な環境下でも棲息でき、また巨大な異形の姿に変身する事も可能。その時の躯は非常に硬く金属質。
そんなグリム人は、ペルム紀に地球にやってきた。
目的は、自分たちの星で女が生まれなくなり繁殖できなくなったから。グリム人に比較的近い地球人との交配で種を存続させるしかなかった。
だがそれもなかなかうまくいかないまま、時は流れ、いつか旧人類(当時の地球の高知脳生命体)はグリム人の技術を真似てかなり高度な技術をもった。
それで、異星人であるグリム人を滅ぼそうと破滅兵器スーパープルームで彼らを滅ぼした。

ヘミングウェイは、他に3人の同志を募らせ物語後半に登場する。
ヘミングウェイはペルム紀に地球に渡ったグリム人当初の目的通り、アヴリルを母体としてさらい、交配しようとしていた。
そんな折、マントルからガガーリンらが復活する。
ガガーリンは、ある意味裏切り者の旧人類を恨んでおり、そんなものと交配するなど、汚れだという思想になっていて、この星を根絶やしにしてから母星へ帰還すると考える派閥になっていた。
破壊の限りをつくし、エウロパは火の海に飲まれていった。

ペルム紀に滅んだはずの「グリム人」の生き残りのガガーリンたち。
マントルに吸収されていた彼らは、地球内部で生き延びていた。
(グリム人は地球でいう3ドメインの1つアーキアのような生物から進化したので、火山や海底などの原始的な星のような環境でも耐えられる)



【PT境界】
ペルム紀初期、月からグリム人が移住してきた。
原始的な生活をしていた旧人類と彼らは接触し、彼らに科学技術を与えた。
すると、旧人類は何万年もかけて特殊な行動文明と科学技術を身につけ、まだ小さいが恐竜の姿もとれるように。
やがて、異星人と旧人類との間に種族のすれ違いが生まれ始め大規模な戦争が起こった。
旧人類の発明した兵器「スーパープルーム」により、PT境界の原因とも呼ばれる大量絶滅が起こったのだった。
これによりグリム人は絶滅した。
旧人類は細々と生き残り、のちに大繁栄を築く。

後に、月に残留していたグリム人が、生物兵器「チクシュルーブ」を地球に落としたのは、このスーパープルームの時の仕返し。

【スーパープルーム】
【チクシュルーブ】

[TOPへ]
[カスタマイズ]




©フォレストページ