こぼれ話
□海猫
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2009年9月に執筆を終了したまま何か納得できなくて放置していたものに修正を加えました。
所々不自然な所を消したりエピソードを足したりしていますが、大半がほぼそのまま、書いた当時のままです。
とある賞に応募するつもりだった高校生の時の私でしたが、その時の自分でもこれがダメだとなんとなく分かっていたので、応募はやめました。受験もあったし。
この「雰囲気」が書きたかった、それだけのような気がして、今でも何かダメなような気がしたままです。
それもこれも、太鼓の達人三代目という古いゲームに収録されている「ねこくじら」という曲が好きすぎて、そんな雰囲気が書きたいという思いだけでプロットを練ったので、軽いのも否めないのかなと。
もっとキャッチーというかアバンギャルドなものになる予定でございました。
長い時間を経て、きっと物語を書くっていうのは、なんでもないことをなんでもあるように書くってことなんだろうと自分を納得させることにしました。
こうして日の目を見ることになって良かったと思います。経緯はどうあれ、自分では割と気に入っている方に入るので。
作業用BGM:思い出だけではつらすぎる/柴咲コウ