STORY 1
□月高の日々
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「ういっす」
プリントを掴み前に出る霧矢。
「はい。じゃあ始めたいんやけど…」
とりあえず始める前に一つ。
「そこの二人!いちゃつくな!」
まさかの一番目立つ真ん中の席の二人がいちゃついている。
片方は、学校の制服の赤いセーラー服がよく似合う龍真咲さん。
もう一人は学校の制服の紺の学ランを着た童顔の明日海りお君。
「ってかお前ら!生徒会やろ?そんなんで大丈夫か!?」
チョークを砕かんばかりの勢いで二人に話す霧矢。
「ふっ(笑)霧矢。僕たちはいちゃついてるわけではないんだよ!」
童顔で言われてもあまり凄みはないが。
「私たちはね!」
「「親睦を深めてるのよ!」」
龍を含める二人で言うと、ハンパない。
「…わかった」
呆れたような霧矢は、プリントを見て文化祭の会議の結果を伝えた。