STORY 1
□文化祭会議
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いや、この坪押し度はマッサージだな。
なでなでの領域を越えてる…
「さて、今の雪高の意見に意義がある方」
あ、トリップしてた…
「はい!」
この声は、星高生徒会長の柚希先輩!
「柚希君、どうぞ」
柚希先輩がパイプ椅子から立ち上がる。
「食べ物系の出し物と言っても、何を出すのか決まっていますか?また、仕入れルートなども」
来たこの質問!
昨日の夜お姉ちゃん(星高副会長夢咲ねねさん。名字が違うのにはとある理由があります)が言った通り!
「もちろんです!出し物は“焼きとうもろこし”で、仕入れは私の友達の実家の農家からです」
口では頑張って強気でいるけど心臓爆発しそう…
「柚希君、何かありますか?」
無言で座る柚希君。
なんか悪いことしちゃったかな…
「では、雪高の案は可決ということで」
「意義なし」
「意義な〜し」
ほっ。よかった〜…
≡≡≡≡
そんなこんなで会議は終了。
雪高は出し物権を勝ち取った。
ちなみに星高は焼きそばをやるらしい。
もう泣き脅し(ついでに土下座)までしてその権利を手にした。
宙高は教室展示。
月高は野外ステージでの公演。
そして花高は舞台公演となった。
ちなみに、文化祭の本拠地。教室展示や舞台公演は、ここ。議会が行われる中央校舎で行われる。