短編

□勢いだけだと身を滅ぼしますよ。
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「はあ゛?冗談はマヨだけにしてくんない?"多串君"。」


はずもなかった。


「……え……?」


銀時はまるでゴ○○゛○を見るかのような眼で土方を見た。
乱暴な手つきで土方の手を払う。

「俺ァ男なんぞと付き合う趣味はねえよ。」

真選組鬼の副長さんは男が好きなのかよ、
と蔑んだ冷たい瞳を投げつける。

銀時自身は男にもモテるということを自覚していないので土方の思考が全く理解できなかった。


呆然とした様子の土方。
この男は告白するということに精一杯で振られることなど全く想定していなかったのである。

「そんな…。ここ二次創作サイトじゃん。土銀とか銀土とか一番多いじゃん。」

「あのさぁ。いくら二次創作でお前との絡みが多いからって『ここ』の俺と管理人は土方に興味はねえんだよ。」

バッサリ切り捨てる銀時。

「言いたいことはそんだけ?じゃあ俺帰るわ。今日の告白は聞かなかったことにしてやるから。」

嫌悪感をもろに出しつつその場を立ち去った。



残された土方は―…


「…えええェェェ」



未だこの状況を理解するのに時間がかかるようだ。



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