Ss.
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◆仲良き事は美しきかな
「おぉぉがぁぁたぁぁっ!」
ドタンガシャンという破壊音と、荻の鬼気迫る怒声
それが耳に入った途端、私はため息と共に脱力した
『またか……』
どうせ緒方が荻を怒らせて追いかけられているのだろう
全く、毎度毎度懲りずによくやるよ
昔っから変わらないというか成長しないというか
『仕方ないなぁ』
そう言いながらも、この状況を楽しんでいる私が居るのも事実
うっすらと笑いながら、私は2人のもとへと急ぐ
この2人が警察官になってからもこの調子なのは、まだずっと先の未来――
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一作目からマイナージャンルェ……←