book short-T


□どうにかなってしまいそうだ
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「死ねや土方ァァァッ!」


今日も今日とて、元気にバズーカをぶっ放す沖田君

爆音と煙と誰かの悲鳴

そんなある意味修羅場にバズーカ抱えて平気な顔してる沖田君は、ある意味色々とすごいんじゃなかろうか

その沖田君に付き合わされる土方さんには、つくづく同情してしまう


『……ほんと、朝から元気だねぇ、沖田君は』


そんな呟きを耳聡く聞きつけたのか、

はたまたたまたま私を見つけたからなのか、

沖田君はバズーカを抱えたまま此方へやってくる


「おはよーごぜぇやす、名前」

『おはよー沖田君』


相変わらず今日も可愛い顔してるなぁ

こんな可愛い顔してるのに、バズーカぶっ放して土方さん殺そうとしてるなんて勿体ない


「可愛いなんて言われても嬉しくありやせんねぃ」

『え、どして私の考えてること分かったの』


まさか読心術!?

大袈裟に驚く私に、沖田君はただ一言


「さっきから全部声に出てたからでぃ」


恥ずかしさのあまり、固まってしまう

今、とんでもないくらい顔赤いんだろうな


『うん、ごめん沖田君。 今の全部忘れて』

「嫌でさァ、名前の俺なんかよりよっぽど可愛い顔を忘れるなんて勿体ない」


真顔でそんな台詞を吐かれて、ますます固まる私

今度は、また別の意味で顔が熱い

そんな私の唇に温かい何かが触れた

その何かを認識したその瞬間、私は沖田君の顔を直視出来なかった


うにかなってしまいそうだ

((朝から大事件発生))
 


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